アニメーターは、アニメ業界の中でも特に技術に特化した職業です。雨の日も風の日も絵を描き続ける、まさに絵の職人です。そんなアニメーターになるためにはどんな能力を付ければいいのでしょうか。
今回は、「アニメーターに必要な３つの基礎画力」をテーマに記事をまとめたいと思います。
アニメーターと基礎画力
アニメーターには基礎画力があることが必須条件
アニメーターは、基本的に絵を描く職業です。そのため、絵を描く能力が高いことが前提となります。具体的には、「基礎画力」と呼ばれる絵の上手さの指標のようなものを身に付けることが必要です。ただし、これは数値化できるものではなく、人によって解釈が異なることもあります。
では、当サイトにおいての「アニメーターに必要な基礎画力」とはどんなものでしょうか。
アニメーターに必要な３つの基礎画力
当サイトでは、アニメーターに必要な基礎画力を以下の３つに分けて考えています。
デッサン力
描画スピード
デザインセンス
これらの基礎画力を習得するためには、実践的な練習が欠かせません。長い時間をかけ、たくさん描くことが大前提なのですが、実はちょっとしたコツがあります。
基礎画力を上げるコツ
絵を描く目的を意識しよう
基礎画力をトレーニングをする際には、どの能力を鍛えるかという目的意識を持つようにしましょう。漠然と描いているだけでは、なかなか上達しません。自分の絵の課題を把握することで、その技術を効率よく上げることができます。
バランスよく鍛えよう
３つの基礎画力のうち、どれか1つに特化しすぎることはお勧めしません。これらの能力は、相互に干渉し合っています。だからこそ、バランスよく鍛えることが、他の能力を伸ばす意味でも重要なのです。
継続は力なり
基礎画力を上げるためのトレーニングは、通常、すぐに効果が出るものではありません。そのため、継続的な学習と向上心の持続が重要です。自分の才能に疑問を持つ前に、自分の課題を見つけて、たくさんの絵を描きましょう。
基礎画力との付き合い方
プロのアニメーターの能力は異次元
現場の第一線で働いているアニメーターたちの画力は、まさに異次元の能力です。その理由は、商業レベルの絵をほぼ毎日描き続けているため、嫌でも画力が上がっていくことにあります。つまり、あなたが絵を描くことに費やしてきた時間よりも、はるかに長い時間を鍛錬しているわけです。あなたが目指すところは、そういう世界です。
基礎画力の向上に終わりはない
基礎画力の向上に終わりはありません。アニメーターになった後もずっと続いていきます。まずは周りの人と比べて一喜一憂するのではなく、確実に基礎を積み上げることを考えてください。その努力が、アニメーターになった後のあなたを助けるはずです。
まとめ
- アニメーターに必要な３つの基礎画力とは、デッサン力、描画スピード、デザイン力
- 三つの能力をバランスよく鍛えることが重要。
- 絵をトレーニングするときは、絵を描く目的意識を持つことが必要
- 基礎画力を上げるには、継続的な学習と向上心の持続が重要
- 基礎画力の向上に終わりはない
今回は、三つの基礎画力の概要についてまとめました。
基礎画力を上げることは、短時間で達成すべきことではありません。ある程度の長期目線を持ち、自分のペースを守ることが大切です。過度なプレッシャーや焦りを感じずに、毎日継続的に練習することを心がけて下さい。
さて、次回からいよいよ三つの基礎画力の具体的なトレーニング方法についてまとめていきます。
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